国立病院で働くメリット・デメリット

国立病院機構という独立行政法人が運営する国立病院は、全国に約145もの数があり、
日本でももっとも大きなネットワークを形成しています。

こうした国立病院のなかで医師として働くことは、他の病院で働くことと比べてどのようなメリットが
あるのでしょうか。

またデメリットとしてはどのような点があるのでしょう。
医療機関とくくられるもののなかでも、一定の特色のある環境下ですから、
そのそれぞれについてみてみましょう。

良いことがたくさんある

先にも述べたように、大きな病院群ネットワークをなした総合病院であるため、
国全体の医療の質向上に寄与できる、社会的な意味の大きな働きをすることができます。

この病院連携とそれぞれの技術で蓄積された診療情報は、幅広く情報発信され、
現在の日本の国民医療の向上に役立っています。

将来もこのシステムは変わることなく引き継がれることでしょう。
さまざまな症例に向かい、最新の治療技術を駆使して、医療界を率いていく役目を果たす国立病院は、
医師として大きなやりがいを感じて、刺激的ななかで働くことのできる環境といえます。

これは大きなメリットといえるでしょう。
また大きなスケールのメリットを活かし、研修や医師の育成にも独自のスタイルで、
近年非常に力を入れてきています。

大学の医局制度が崩壊しつつあることが指摘されている今、より充実した研修が受けられる環境、
医師としてのキャリアアップが目指せる環境が確保されているのは、
国立病院であるというケースもしばしばです。

地域によっても差はありますが、高いレベルの医療スキルを身につけたいと考える向上心の強い方に、
適した環境があるといえるでしょう。

機構に属する国立病院のなかでは、急性期から慢性期にわたって幅広い分野が網羅されており、
それぞれの病院が政策医療として受け持つ医療分野を定められているので、その点に焦点を絞った、
専門性の高い医療が提供されるものとなっています。

各病院の特色となる分野が自分の目指す分野と重なっていれば、非常に充実した環境が望めるでしょう。

メリット・デメリットを見極める

逆に、この点で一致が見られない場合、働きづらい環境となってしまいます。
どのような拠点病院としての指定を受けている国立病院なのか、確認し選択することが重要です。

メリットにもデメリットにもなるポイントですから、
その病院の特色をつかむことが大切ということを忘れずにいていただきたいと思います。

各地域において、地元の医師会などとの交流もあります。
この点で地域医療への貢献も果たしているといえるでしょう。

地域の中心的医療機関となっている国立病院は多いですから、
地元で大いに活躍したいという方にもおすすめです。

大学病院との大きな違いは、学際的、研究的面よりも、実際に目の前にしている症状に対し、
どう対応すればよいのか実践経験が重視されるという点があげられます。

どのような医師として働きたいのかにより、この雰囲気が合うかどうかが異なってくるでしょう。
豊富な症例を相手に、より実践で活躍したいと考える方に、国立病院は最適な環境です。

このようにいくつかポイントをさらいましたが、ほかにも国立病院ならではの特色、
それによる職場としてのメリット・デメリットがあります。
自分が望むスタイルを描き、比較してみてください。

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