臨床心理士

心の病

臨床心理士という資格は日本臨床心理士資格認定協会が認定している資格で、心の病を持った方が抱えている問題を解決に導くことが主な役割となっています。
具体的な業務としては、臨床心理査定から始まり、カウンセリング、調査や研究などになり、依頼者が持つ問題を解決するために包括的なサポートを行うことが仕事になります。
この仕事をするにあたり依頼主との対話は必要不可欠です。
どのような問題を持っているのかについて聞き出す能力や精神医学の見地から問題を解決する能力、また一人だけでは問題解決できないケースを考え、家庭や学校、行政にも取りあう能力などが必要となってきます。

臨床心理士が活躍する場所としてまず挙げられるのが教育機関です。
主に生徒さんの心のケアをする業務となり、心のサポートをする仕事になります。
この場合、学校内の教職員と連絡を取り合ったり、家庭と連絡を取り合ったりする必要があるなど、組織を上手に活用してサポートをしなければなりません。

この他の活躍の場としては、病院や保健所などの医療分野が挙げられます。
病院内の精神科や心療内科で活躍する有資格者も多く、患者さんが持つ心の病を治すために活動するのが業務となります。
また、精神疾患に関する研究や分析等を行う必要がありますので、業務内容は多岐に渡ると言えるでしょう。

最後に司法分野が臨床心理士の活躍できる場として挙げられるでしょう。
罪を犯してしまった人に対して、心のケアを行う業務となります。
少年院や刑務所で受刑している人を対象としてカウンセリング等の業務にあたることになります。

試験の難易度と収入について

臨床心理士になるためには、日本臨床心理士資格認定協会が実施する臨床心理士資格審査に合格しなければなりません。
この試験は受験資格が細かく規定されており、指定大学院を修了している、臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了している、などの条件が設定されています。
したがって臨床心理士になるためには、まずはこれらの受験資格を満たす必要があり、つまり高校卒業後の進学に大きく関わってくるのです。
試験の難易度としては、合格率はおよそ60%となっているため、それほど難しくはありませんが、しかしながら受験資格を満たさなければならないので、そちらの条件が難しくなると予想されます。

臨床心理士という仕事の明確な平均収入は出されていませんが、およそ300万円から500万円程度と言われています。
パートやアルバイトとして働いていれば、年収で200万円程度にもなりますし、公共施設で働くことができれば、収入は一気に高くなり、600万円から1000万円程度を稼ぐことも可能です。
年収1000万円を超えるのはなかなか難しいので、これを目指すのであれば、他の働き方を考える必要がありそうです。

Comments are closed.