大学病院における研究事業

遺伝子レベルの研究

大学病院では、総合病院として一般診療も日々おこなっていますが、その業務とともに大学付属施設として、学際的組織として、研究にも大いに力を入れています。

一般病院に属していると、このように研究に多くの時間を割くといったことはできないでしょう。
それぞれ、母体となる大学によりさまざまですが、どのような研究事業がなされているのか、その一端をご紹介しましょう。

まず、生体機能や構造に関する医学部門では、生物を構成する細胞や臓器、器官の形態は、それぞれ自然に合目的につくられているという観点をもって、それらが機能を生み出す正常な形態での作用機構、病的な状態ではそれがどのように形態変化するか、また各臓器や特殊感覚器官の疾患と、形態的変化との関連およびその治療法の開発研究などが行われています。

個体の発生、発育、成長、老化、疾病など、加齢もふくめたそれぞれの人生ステージ、時間的な軸観念も導入し、生体情報の処理や制御がいかに機能発現に結びつくか研究するものもあります。

失われてしまった機能の再建をはかり、社会への復帰を目指す、リハビリテーション的な面での研究もおこなわれています。

アプローチとして、物質、分子という側面から、生体機能やその制御機構について研究するものもあります。
ここでは正常また種種の疾患時の生態ならびに防御と再生、あるいは破綻にいたる機構について、物質や分子、さらにはその遺伝子レベルでの研究を行い、多方面での診断や検査法への応用を視野に入れた研究が進められています。

ここから専門性に立脚した疾病の総合的な診断、新たな治療法の開発が生まれることも少なくありません。
少し違ったタイプのものでは、予防医学、社会医学的な観点での研究もおこなわれています。

人間と環境、社会的な要因などのさまざまな要素の相互関連について解析し、障害や疾病に結びつく過程、リスクファクターを見出します。

これによって健康の増進や疾病の予防をめざし、安全な社会づくりの基盤形成に役立つ研究を行っているようなケースです。

ヒトゲノムや遺伝子、たんぱく質など近年注目を集める分野の研究もそれぞれにさかんです。
一口に医学研究といっても、その分野は非常に多岐にわたります。

分子細胞の研究、病因・病理研究、生体物理研究、脳神経科、内科、外科といった各科での研究、社会医学、公共健康医学、健康科学といった分野の研究、それぞれまったくタイプが異なりますね。
もちろん薬剤分野の研究もあります。

充実した日々

自身が関心の高い分野、研究したいと考える分野に強い大学病院を目指すことで、より充実して働き、研究しといった日々を送ることが可能となるでしょう。

研究内容の概要は、それぞれ紹介として公開されていますから、より多くの大学病院の研究に関する情報を集め、見比べてみるとよいでしょう。

きっとあなたに最適な環境、職場として目指したいと思える環境が見つかるはずです。

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